海上自衛隊では、主たる祝日に護衛艦に信号旗の掲揚を行う満艦飾を実施してます。東京オリンピック開会式前日の2021年7月22日に横須賀に入港していた護衛艦の満艦飾の様子を、軍港めぐりのクルーズから撮影しました。
目次
満艦飾とは
建国記念日(2月11日)、天皇誕生日(2月23日)、憲法記念日(5月3日)、海の日(7月20日)、自衛隊記念日(11月1日)、文化の日(11月3日)の祝日や、観艦式が開催される時期などに実施されます。
時間は午前8時から日没の間。
時期によっては、夜間に電灯艦飾を実施します。今日はありませんでした。
艦首から艦尾にかけて、信号旗を掲揚します。
港に停泊する艦艇がみな、信号旗を掲揚する様は圧巻です。
ただ、今日が祝日なのは日本の話。米軍の艦艇は実施していません。
軍港めぐりに乗船
祝日なので10時から軍港めぐりを運行。
コロナ感染拡大で緊急事態宣言が出てますが、大勢のマニアが朝から集まってました。
逸見岸壁
逸見岸壁にはDDH-184護衛艦「かが」
普段は「いずも」が停泊する位置ですが、いずもは港外で仮泊。
吉倉桟橋
船から撮影していますが、吉倉地区はヴェルニー公園からも眺めることができます。
今日は、まままあの豊作
自衛隊のイーズス艦が3隻もいました。
吉倉桟橋A
A桟橋
DDG-174「きりしま」
DD-117「すずつき」
DD-104「きりさめ」
DDG-179「まや」
「こんごう型」と「まや型」。世代にして2世代、約20年の差がありますが、よく似ています。汎用護衛艦がここ20年で大きく姿を変えたのに対して、イージス艦はベースのアーレイバーク級がしっかりとした設計だからでしょうか。
吉倉桟橋B
B桟橋
DDG-180「はぐろ」
3月に就役したばかりの最新の護衛艦。
母港は佐世保ですが、まだ横須賀にいることのほうが多いとか。
当面護衛艦は30FFMこと「もがみ型護衛艦」しか建造しないので、大きな艦艇はこの「はぐろ」がしばらくの間は最後になります。イージスアショアの代理のイージスシステム搭載艦がどのような形になるかにもよりますが。
DD-106「さみだれ」
間に挟まれDD-154「あまぎり」
岸壁に直接接岸するDD-101「むらさめ」
潜水艦
米軍側に停泊している潜水艦。
そうりゅう型
おやしお型
アメリカ海軍
アメリカは今日は祝日でも何でもないので平常営業です。満艦飾は実施してません。
APL-40
CG-62 チャンセラーズビル
DDG-69ミリアス
今日は空母ロナルドレーガンはいませんでした。
DDG-54カーティス・ウィルバー
DDG-52バリー
LCC-19ブルー・リッジ
長浦地区
DD-111「おおなみ」、DD-116「てるづき」、DD-110「たかなみ」
この3隻、満艦飾の実施は無し。
軍港巡りのガイドさん曰く、有事の際に真っ先に出動する船だからだとか。
ASR-404 潜水艦救難艦「ちよだ」
AGS-5105 海洋観測艦「にちなん」
AGS-5106 海洋観測艦「しょうなん」
おやしお型潜水艦
そうりゅう型潜水艦
民間のタンカーが米軍のタグボートに支援され接岸作業中。
特務艇ASY-91「はしだて」
PG-824 はやぶさ、PG-825 わかたか。普段はミサイル艇は横須賀にいません。オリンピック警備のためでしょうか。
AMS-4305 多用途支援艦「えんしゅう」
新井掘割水路からの眺め