2021年7月23日(金)のオリンピック開会式の日、ブルーインパルスの東京上空でのフライトが予定されています。本番はカラースモークを使用し五輪を描きます。それに先立ち、7月21日(水)に白スモークを使用して、予行演習が行われました。フライトの様子です。
ブルーインパルスは7月20日(月)に松島基地から入間基地へ展開。2020年3月の聖火到着式と同じくA,Bの2チーム 12機体制です。アクロ仕様の機体は10機に減ったため、A編隊、B編隊どちらも1番機はノーマルT-4。1番機はスモーク出さないのでノーマルT-4でも問題ありません。
飛行時間は未発表でしたが、NOTAMには普通に載ってました。
飛行経路は航空自衛隊Twitterで発表。都庁あたりからスタートし東京タワーからスカイツリー方向へ編隊飛行。一度国立競技場をフライバイしたあと調布あたりから五輪マークのための体系を整えて都心へ。再び東京駅上空あたりを飛んでのフライトとなります。
予行をどこで撮影するか悩んだのですが、五輪マークも編隊飛行も見渡せそうな、六本木ヒルズ森タワーのスカイデッキで撮影することとしました。2019年にトランプ大統領を乗せたマーリンワンを撮影して以来。
現在、非常事態宣言が出ており、平日のみの開館となります。本番は祝日なので上がれません。
オリンピックスタジアムこと国立競技場もバッチリ見えます。立ち入り禁止も関係ありません。ただこの屋上、イヤホンの使用が禁止だそうで、無線は本体のスピーカーを直接耳に当てて聞くことになりました。入間TWRの周波数から東京TCAに入ってこちらに来るまでは聞けましたが、飛んでる最中はカメラ持たないといけないので無線聞いてられません。音垂れ流すわけにもいかず。
12時40分ごろ、ふじみ野市のホールドを離脱したブルーインパルスが姿を現しました。高度3000フィート。
1番機784(11SQのノーマルT-4) 遠渡隊長、2番機 790 住田さん、3番機 787 鬼塚さん、4番機 693 永岡さん、5番機 663 河野さん、6番機 697 眞鍋さん、随伴機は4番機ステッカーが貼られた666。
聖火到着式では予備編隊含め12機が同時に飛行しましたが、今回は7機でのフライト。前回の東京オリンピック1964はF-86時代なのでおいといて、長野オリンピックでフライトを行ったT-4はすべて退役し用途廃止となっています。
予行ではカラースモークは使用せず、白スモーク。昔の航空祭を思い出します。
南に抜けて、スモークを出したまま再び都心へ
東京タワーを横切り、スカイツリー方向へ。
隊形はデルタ隊形をキープ。去年の医療従事者への感謝フライトでおこなったフェニックス隊形や聖火到着式でのリーダーズベネフィットなどは無し。
調布方向に抜けます。手前にはオリンピックスタジアムが見えます。
代々木の上空あたりで五輪マーク。思ったより低く、場所も競技場上空ではなく西より。当初予定では5000フィートでしたが、報道ヘリの高度を懸念して低めで実施。ここからでは後ろの雲と重なって映えませんでした。
2~6番機の5機が描く5輪マークですが、1番機もスモークは出さずに先頭で旋回しています。サクラがベースになっていることがわかります。1998年の長野オリンピックの時はレベルオープナーだったため、5番機は直前まで一緒に飛んでたものの離脱。一緒に飛べなくで残念でした。スモーク出さずとも6機で飛べてよかったです。
最後に再びスカイツリーから東京タワー方向へエコーデルタローパス。以上で入間基地にRTBとなりました。