2019年08月04日(日)に北海道千歳市の千歳基地で開催された「千歳基地航空祭2019」の様子です。777の新政府専用機が航空祭初お披露目となりました。
目次
アクセス
札幌駅からJRで移動。最寄り駅の「南千歳」で下車。千歳基地は滑走路を挟んで東西両方にエプロンがありますが、航空祭の会場は西側。朝は長い列ができていました。
南千歳駅から基地内へシャトルバスが運行しています。片道210円。現金のほか、Suicaが使えます。
バスを降りたら、基地内で手荷物検査を受ける必要があります。
展示飛行
午前中は基地から撮影すると、逆光になります。南千歳駅で降りた後、シャトルバスに乗らずに駐車場から撮影します。滑走路が2本ある分、他の基地より飛行機がちょっと遠めですが、逆光よりマシです。
救難展示 U-125A #022。60周年記念塗装。
UH-60J #580 救難者を吊り上げ。基地反対側からはちょっと見づらいです。
三沢基地からF-2が2機飛来。#524と#550。2~3回フライパスしただけで帰りました。
今年から運用が始まったばかりの政府専用機がF-15DJとU-125Aを引き連れて登場
この機体を見るために、わざわざ北海道までやってきたのです。1パスして終了。
201SQのF-15 8機による大編隊。これも1パスのみ。全体的にプログラムがあっさりしすぎのような。
続いて203SQのF-15J #873と#892による機動飛行
シグナスと編隊を組んでいたF-15DJ #088が下りてきました。
政府専用機 訓練展示。何のことかと思えば、GCAでアプローチしてきて、1回タッチアンドゴーして去っていきました。
岐阜や浜松でE-767やKC-767がやるような、基地正面を旋回する感じの展示飛行は一切なし。
しばらくして着陸
米軍のF-16展示飛行
相変わらず激しい動きを見せてくれます。
会場上空を低高度でスニークパスしてきました。大迫力だったでしょう。
お昼休憩が2時間。太陽も真上に来たので逆光を気にする必要もなくなり、会場へ移動します。この時間はシャトルバスに並ばずに乗れました。
地上展示
エプロン地区に展示された機体を見て回ります。
救難機。U-125A #022とUH-60J 2機 #580,#585
CH-47J #488
U-4 #253
海上自衛隊 SH-60K #30
陸上自衛隊 UH-1J #41903
陸上自衛隊 AH-1S #73450
海上自衛隊 P-3C #94
浜松基地からE-767 #504
小牧基地から C-130H#084
海上保安庁のセスナC172 JA394A
海上保安庁 ボンバルディア ダッシュ8 Q300MSA JA727B
F-15J #848
T-4 #635。このT-4はもう飛べるんでしょうか?
百里基地からRF-4E #907
三沢基地から F-2A #539。F-35はようやく飛行再開となりましたが、千歳で展示はされず。
退役済みのF-104 #689
F-15J #880でミサイルの取り付け展示
横では珍しくACMI PODの展示。air combat maneuvering instrumentation pod
F-15J #881,#892,#873
政府専用機 #112 「シグナス12」。#111「シグナス11」は羽田で整備中とのこと。
特別航空輸送隊、701SQのパイロットや整備士さん、空中輸送員らクルーの皆さんが大勢で説明にあたっていました。こちらは政府専用機のCAさん。もちろん航空自衛隊の隊員です。ANAで研修を受けています。
パイロットも、航空自衛隊のパイロットがANAの定期便の副操縦士として訓練を積んだとのこと。747時代はJALに整備や訓練を委託していましたが、777はANAが担当しています。
機内もANAのプレミアムエコノミー、ビジネスクラス、ファーストクラスの座席を使用しています。整備士さん曰く、ANAの777ではなく787と同じ座席と機内エンタメのシステムを導入しているそうです。先日ANAの787ビジネスクラスに搭乗しましたが、あんな感じでしょう。
米軍のF-16
三沢から2機来てました
F-15J #899でエンジンの取り外し実演。F-15MJ初号機。
F-15J #896でコックピット展示。
機体のあちこちに部品の説明が書かれていますが、部隊マークがありません。201のマークがうっすらと残っています。
移動式のアレスティングワイヤー。初めて見ました。というか初めて展示したそうです。
パトリオットミサイル
飲食ブースとグッズ販売。ブルーインパルス終了後に行って、100円でたたき売りしてる食べ物を買いあさりました。
ブルーンパルス
ブルーインパルス展示飛行が始まります。
5番機 #692と6番機 #697が松島基地から展開
まだ第11飛行隊に割り当たったT-4のエンジンは2機分のみ。飛行可能なT-4も2機となります。ローテーションでエンジンを使いまわしています。
せっかくなので、政府専用機と編隊飛行をしてほしかったです。
政府専用機 × バーティカルキューピット
2機でも30分間全力のフライトを見せてくれました。
展示機の帰投
F-2などが帰投。ブルーはまだ残るようです。
地引網前に、地上展示を見て回ります。政府専用機の前では特別航空輸送隊の皆様が記念撮影されていました。
帰りのシャトルバスも、地引網まで残っていると、それほど並ばずに乗れました。