岐阜基地航空祭2019 会場南の順光田んぼ撮影ポイント

2019年11月10日(日)に岐阜県各務ヶ原にある航空自衛隊 岐阜基地で開催された「岐阜基地航空祭2019」を、順光となる田んぼから撮影しました。基地からはド逆行となるため、定番の撮影スポットです。

アクセス

各務原航空博物館のリニューアルが終わったので、この駐車場が使えます。朝7時半ごろでは、各務ヶ原ICからここまで特に渋滞は無し。博物館の外にあるトイレも使えます。

7時半頃到着では問題なく駐車可能でした。誘導もありスムーズに駐車できます。

ですが7時40分ごろには満車になりました。ギリギリセーフ。

あふれた車は路駐していたようですが、警察が取り締まりしています。アウト。

基地周辺には空き地を1日500円~2,000円ぐらいで貸し出しているところもあります。こういったスペースを利用しましょう。

博物館からメインの撮影ポイントまでは徒歩5分ほど。早い人は朝5時ぐらいから場所取りしていたようです。場所が悪いと電線や電柱が重なったりしますが、そこまでこだわらないので展示飛行の直前に到着。

ちなみに公共交通機関の場合、各務原市役所前駅から徒歩1時間ほど。

基地へのアクセス

普通に基地に向かう場合や、遠方からの来場で車がない場合は、名鉄の三柿野駅を目指します。駐輪場もこちらに。

三柿野駅から基地までは、川崎重工の敷地を通ります。敷地内撮影禁止。

社屋には去年から退役したT-4ブルーインパルス #726が展示されています。こちらは撮影OK。日中はガラスが反射します。きれいに撮りたいなら日の出ごろに基地入場の列に並びましょう。

駅から敷地を通り、踏切を渡って徒歩5分で基地入り口の北門です。基地内から、各務原航空博物館まではバスで10分ほど。南会場行きのバスはともかく、各務原航空博物館-北会場往復のバスは混み合いません。手軽に行き来できます。田んぼで撮影していても、展示飛行がない時間帯に地上展示を撮影して戻ってくることも可能。

オープニングフライト

8時半ごろ、オープニングフライトが始まります。まずはT-7が離陸。

この田んぼからは、目の前に木があって滑走路は見えませんが、皆さんエアバンドを持ってますのでそれでタイミングを計ります。

F-4EJ、F-15J、F-2の編隊飛行

会場からは逆光で撮影できたものじゃありませんが、こちらは順光で撮影できます。

この田んぼが旋回の中心ポイントなので、背中も拝めます。

そんな撮影ポイントに、全国各地から航空マニアが集まります。400mm~800mmぐらいのレンズが大量に並ぶ様子は圧巻。

周辺に売店は無いので、食料や飲み物は持参するように。

この#801はF-15Jの初号機

F-4EJ改 #357。対艦ミサイルのテストなどにまだ使用されています。

航過飛行

小牧基地からKC-767 #604が飛来。空中給油のデモンストレーションを実施。

昨日の小牧基地オープンベースに続いて、2日連続の展示飛行です。

基地に移動

救難の展示飛行が中止になったので、基地に移動しました。基地内シャトルバスなら20分かからず。自転車なら30分ほど。

エプロン地区には大勢の人。それでも来場者数はブルーインパルスのアクロバットが実施された去年とくらべて半分以下。

ブルーインパルス

今年の岐阜基地航空祭にブルーインパルスは不参加となりましたが、10時過ぎに小牧基地を離陸し松島基地へ帰投する7機が基地東側に見えました。岐阜基地のみなさんに向けてか7機全機がスモークを出してくれていたので、特にアナウンスなどはありませんでしたが基地にいたほとんどの来場者が気づいて眺めていました。

地上展示

地上に展示された機体を見て回ります。

岐阜基地は航空機やミサイル、電子機器といった航空自衛隊の装備品を開発・評価するADTWが所属しています。各種戦闘機の試作機を始め、航空自衛隊が保有している航空機のほとんどがこの基地にも配備されています。

T-4 #605。ADTWのT-4はエンジンの改修が後回しなので、飛行可能になるのは当分先。

T-4 #603はTPC 50周年の特別塗装。この塗装のまま飛べる日は来るのでしょうか。

F-2B #101。各種兵装をぶら下げています。

XASM-3

F-4EJ #327

C-2用のCF6。C-2の展示はEC-2含めて無し

X-2。今年は外に出てきました。もう隠す必要もないのでしょう。

XF-5も特に蓋もせず公開

X-2のピトー管

T-400 #058

UH-1J #43。小牧に引き続き展示。

AH-1S #56。こちらも小牧に引き続き展示。

U-125 #041

F-2B #102。朝オープニングフライトを実施する予定でしたがコケて#502に乗り換え。

F-2A #553。量産機。

F-2B #105。量産機。

F-2A #502。今年は#501の展示は無し。

T-7 #949

RF-4E #907。前日小牧で展示飛行を実施して、そのまま岐阜基地に着陸。

F-4EJ #357

F-4EJ #393

F-4EJ #336

F-4EJ #431。格納庫内の#327も合わせて5機のF-4が配備。百里基地で今年度運用が終了しても、岐阜基地のファントムは残ります。

C-1 #024。FTBがIRAN中のようで、量産機のC-1がADTWに配備されていました。

F-15J #853

F-15J #928。だいぶ前はIRSTとかついてましたが、今は見た目は普通。

F-15J #801。初号機はF-4EJの最終号機#440(1981年)よりも古かったりします(1980年)。

F-15DJ #078

F-15J #942はコックピット展示

飛行試験展示

ADTWが行っている飛行試験の一部を紹介

F-4、F-15、F-2が上がります。

フライトのお品書き

最近築城基地や百里基地で流行りのやつです。

このフライトは基地内から眺めました。

逆光です。テンションダウン。

ダッチロールやサイドスリップなど、マニアックな飛行を披露。機体ごとに飛行特性が変わる様子を紹介。

パッカン。南会場ならきれいに撮影できたのでは。

室屋義秀

エアレースパイロット室屋義秀さんのアクロバットフライトです。

エクストラ300SC JA111Fを使用

スピンやハンマーヘッド

ブルーに変わって見ごたえのあるアクロバットを披露

スポンサーのレクサスロゴマーク

にこちゃんマーク

異機種大編隊

午後からは岐阜基地名物、異機種大編隊

再び田んぼに戻りました。

ADTW所属の機体10機が一斉に上がります。

隊形を整えている間に、残った1機が機動飛行を実施

カメラも追いかけます

1パス目。C-1を先頭に9機のデルタ隊形

大編隊からF-15Jが離脱

また場つなぎで機動飛行を披露

大編隊は隊形を整えるのに時間がかかりますが、間延びしないようにこういった科目をいれていただけるのはありがたいです。

この田んぼ撮影ポイントですが、午後からも順光で撮影できます。1日いてもいいでしょう。

2パス目は「T」

F-2が離脱

最後はF-2が残ります。

最後の3パス目。こんどはギアを出して、ランディングライトをチカチカさせながらフライパス

C-1がカーゴドアを開けて飛行

機種ごとに2機ずつ着陸

14時。以上でフライトは終了となりました。帰投を見届ける人以外は一斉に帰路につくので、周辺道路は渋滞。高速道路のインターに乗るまで1時間かかりました。