びわ湖大花火大会@長等山テラス

毎年8月上旬に滋賀県大津市の琵琶湖で開催されるびわ湖大花火大会を、打ち上げ場所から2km ほど離れた山にある展望台「長等山テラス」から撮影しました。

琵琶湖沿いに立ち並ぶマンションやホテルと琵琶湖花火を重ねて見下ろす構図は「比叡山ドライブウェイ」の「夢見が丘展望台」が有名ですが、花火当日の駐車料金が1万円だったり、有名になりすぎて前日夜から車中泊して並ばないと撮影場所が確保できない状態です。

しかしここ長等山テラスは車ではアクセスできないものの、費用は掛からず、花火を山の上から見下ろす構図を撮影することができます。

ただし安全のためには登山並みの装備が必要な場所であるため、無料で花火がみられると気軽に訪れることは絶対にお勧めしません。

最寄りは JR 湖西線 大津京駅。花火当日は浴衣を着た人や見物客で早々から混雑しています。花火終了後は混雑緩和のため入場規制が行われます。

車の場合は、麓の皇子が丘公園駐車場が利用できました。この駐車場は21時半には閉まるので、花火が終わったら早めに下山する必要があります。会場周辺の駐車場や商業施設は、この日どこも駐車料金が5,000円ほどの値段に吊り上がってます。

国道161号線の奥にある早尾神社の裏手から、山に登ります。

登山道があるようで無いような道を、20分~30分ほど登ります。

軽装はお勧めしません。登山に行くような装備で挑みました。

途中の分岐点。どちらを選んでも長等山テラスにたどり着きますが、登りは「急」を選択し、帰りは「ゆるい坂」を選択しました。(帰りは暗くて分岐点がわからず、道っぽいところ進んだらゆるい坂コースになってました。)

「ゆるい坂」のほうが「急」より倍近く歩いた気がします。

テラスの標高は約300メートル。普段山に登ることが無いので、休憩しながらゆっくりと登りました。途中、木が開けた場所があり、浜大津あたりを望むことができました。

神社から30分ほど登り、17時ごろに長等山テラスに到着。すでに大勢の人が場所取りをしていました。完全に出遅れてます。

とてもとても親切な方々に隙間が空いているスペースを教えていただき、三脚を立てさせていただきました。前方のみなさんは、早朝から場所取りされているとのこと。

花火が始まるまでに、30人~40人ほどが登ってこられていたかと思います。しかし視界が開けているとはいえ木が目の前に数本ありますので、三脚を立てることができるスペースは10台ほどの印象。岩場なので、レジャーシートを敷いての場所取りは向きません。

このテラスからは、大津の街を一望できます。草津イオン、近江大橋、びわ湖大津プリンスホテル、びわ湖ホール、におの浜、なぎさ公園の方向を望みます。花火会場に集まっている大勢の来場者が見えました。

堅田や琵琶湖大橋方向。

ファーストタワー大津マリー

近くにある千石岩でも、場所取りされている方がいらっしゃいました。また、テラスの裏手にあるゴルフ場皇子山カントリークラブの事務所にもたくさんの見物客がいらっしゃいました。皇子山カントリークラブは約2万円の有料プランとなっているようです。

19時ごろ、ゲリラ豪雨。下界が全く見えなくなりました。あきらめて下山する方が多数。花火会場でも、中止になると予想して帰る人が大勢いたとか。大雨の中、皆さんカメラを守ります。

せっかく上ったので、土砂降りの雨を浴びながら耐えます。周囲は暗くなってきました。花火関係なく夜景を撮影するために登ってもよさそうな景色でした。

19時半。中止にならず土砂降りの中、予定通り花火がスタート。最初は単発の花火が上がります。

土砂降りなので、せっかくの夜景がガスっており残念な写真に。

20時ごろになってくると雨が弱まり、視界が開けて少しマシになってきました。

比叡山ドライブウェイから撮影すると花火と大津の町並みが完璧に重なりますが、ここ長等山テラスは大津港と花火打ち上げ場所の台船まで500メートル分ぐらい隙間ができる構図になります。

とはいえ、浜大津のマンション群の明かりと、琵琶湖に広がる花火を一緒に眺めることができます。

花火開始から40分。残り20分で完全に雨が上がりました。ここまでの写真はほぼボツで、ここからが勝負。

この写真で、画角はフルサイズ92mm 。

70-200mm のレンズ1本でちょうどいいぐらいでした。24-70mm も山まで持ってきましたが、使いませんでした。

100mm

70mm まで引くとこのくらい。

もう少し高く上がる花火もありましたので、さらに全体を撮影したいなら標準レンズが必要になるかと思います。

あえて100mm ぐらいで撮影して花火を切る構図も、これはこれでアリな気もしてきました。

草津イオン、近江大橋、びわ湖大津プリンスホテル、びわ湖ホール、なぎさ公園、ボートレースびわこと、琵琶湖花火を同時に撮影できると、ここまで頑張って登ってきて豪雨に耐えた苦労が報われます。

20時30分、フィナーレの錦冠。

ずぶぬれになった荷物を片付けて、ごみは一切残さずに撤収。ここから雨に濡れた泥だらけの斜面を、滑らないようゆっくりと下山し帰宅しました。周囲は真っ暗なので、ヘッドライトは必須です。