2020年3月20日(金)の聖火到着式で展示飛行を行うブルーインパルスの訓練が連日行われています。19日のリハーサルフライトと、集まった飛行機ファンの様子です。
午前8時、宮城県 航空自衛隊 松島基地のブルーハンガー前へ。平日のローカル訓練とは思えないほどの人手。コロナ騒ぎなんてなんのその。その他パークゴルフ側の土手にも多数。
Twitter上で堤防が立ち入り禁止になったとデマが流れていましたが、立ち入り禁止はオートガレージ横の通りのみで、堤防は封鎖されていません。
路上駐車もまあまあいましたが、警察が巡回。ちゃんと最寄りの駐車場を利用しましょう。石巻駅の駐車場は空いています。矢本駅まで10分ほど。
ブルーインパルス格納庫前にはT-4が12機
1994年製造の新造機用途廃止の時期と改修機の配備完了が重なって、過去最大の機体数となっています。通常6機+地上に予備1機の構成ですが、6機+上空待機の予備6機編隊という、絶対に機体トラブルで中止にさせない体制となっています。当然パイロットも足りませんが、OBパイロットが一時的にブルーインパルスに復帰しています。
#692はIRAN中のようで、ノーマル仕様のメトロ#752がB編隊の1番機となっています。五輪マークは6機で旋回するものの、1番機はスモークは出さないので、ノーマル仕様で事足りているようです。
8時からのフライトは、オリンピックは関係なく通常の1区分のフライト
6機が空に上がります。
快晴で1区分を見るのは久しぶり
ブルーインパルスハンガー横の堤防からだと、滑走路方向が逆行になります。着陸機も逆行になるので、ギリシャ アテネからの聖火輸送機JA837Jは土手から狙うことにします。
キューピッド
スタークロス
ブルーインパルスがフライト中、21SQのF-2Bが何機かブルーハンガー内に運ばれてきました。明日の式典のために、格納庫を開けているようです。
ということは、明日ブルーはこのエプロンではなくメインのエプロンで立ち上げでしょうか。だとするとブルーハンガー横に行く意味はあまりなさそうです。
1区分を終えて、全機がブルーインパルスエプロンに戻ってきました。
帰ってくると駐機する向きが変わります。
左の6機がブルーインパルスA(アルファ)、右の6機がブルーインパルスB(ブラボー)
A編隊。A1 #787、A2 #666、A3 #745、A4 #731、A5 #790、A6 #686
B編隊。B1 #752(ノーマル仕様)、B2 #663、B3 #694、B4 #693、B5 #690、B6 #697。
午前11時頃。リハーサルが告知されていた時間。どんどん増える人。本番はどれだけ混雑するやら。
テレビ局も。
クルーが出てきました。
BLADEさん。前任の6番機パイロット、今日テレビに出まくりのRIASさんの先輩。B編隊の6番機を務めます。
いつの間にか向きが戻って、向かい合わせになっている12機。電源車が6台しか並んでないので、ブルーインパルスAのエンジンスタート後に、ブルーインパルスBのエンジンを始動させます。
ブルーインパルスA編隊がRW25から離陸、B編隊も後に続きます。タキシング中のブルーインパルスの奥で、さらに別のブルーインパルスが離陸という、なかなかなの光景。
上空でジョインナップ。上空で何やらタイミングを見計らっていました。当日はNHKによると、787の到着に合わせて五輪のシンボルを描くとか。
オリンピックシンボル。高度5000フィート(1500メートル)。ブルーインパルスハンガーからだと30mmのレンズでこんな感じ。真下ならともかく、この位置では広角レンズは不要でしょう。
間髪入れずにBフライトがリーダーズベネフィット。1番機がノーマル仕様なのでスモークが出せませんが、この隊形なら問題なし。
今日はカラースモークは使いません。
先週から2回ほど行われた11機編隊もありませんでした。リハーサルに無いということは、本番でも無いのでしょう。
この2演目で終了。
12機が連続で着陸しました。
Bフライト。ノーマル仕様1番機が手前に来ました。
パイロットが下りてくると、拍手が起こりました。
リハーサルは午前のみで終了。
午後はブルーのフライトはありませんでした。
12機体制が7月のオリンピック開会式まで続くのかも注目です。オリンピックが中止か延期かもしれませんが。