トランプ大統領来日 羽田空港VC-25エアフォースワン撮影

5月25日~28日の4日間、令和初の国賓としてアメリカ合衆国トランプ大統領が来日中。大統領来日に伴い、大統領専用機「エアフォースワン」が日本に飛来しました。今回は横田基地ではなく羽田空港へ飛来、それも東京湾側のD滑走路に着陸と、撮影条件が非常に難しいものとなりました。

エアフォースワン飛来時は羽田空港の展望デッキは閉鎖されます。そのため羽田空港敷地内から飛行中の様子の撮影は厳しく、周辺の

  • 城南島
  • 京浜島
  • 浮島

から撮影することになります。

しかし25日は南風運用。「B滑走路(RW22)」または「D滑走路(RW23)」への着陸となります。

もしB滑走路に降りるのであれば「城南島」「京浜島」から撮影可能。変則運用を期待して、「城南島」「京浜島」で待機されていた方も大勢いたようです。

D滑走路のまわりは海。撮影可能な場所はありません。川崎の工場地帯「浮島」からだと、滑走路から誘導路へ入るタイミングのタキシングの様子が辛うじて見える程度でしょうか。

エアフォースワンは第2ターミナル横のVIP専用「V1スポット」に駐機します。政府専用機と同じ。こちらにお出迎えの一行や、大統領専用車「ビースト」が待機しています。「アメリカから飛来するから国際線ターミナル」というわけではありません。

北海道や東北、またアメリカなど北から飛来する便は、南風運用の場合D滑走路に降りるので、エアフォースワンもD滑走路着陸だろうと予想。飛行中の撮影は諦めて、確実にV1スポットへのタキシングは抑えられそうな、ターミナルビルの中から眺めることにしました。

上記の写真の丸で囲った内側。羽田空港 第2ターミナル5階で待機。最前列は、到着4時間前だというのにすべて埋まっています。朝から窓際の場所取りされている方もいらっしゃったようです。

エアフォースワンの到着時刻は日本時間午後5時10分。日本のメディアでは「午後」としか報道されていませんでしたが、大統領の公式スケジュールには分単位で事前に告知されていました。

エアフォースワンが日本に飛来する際、大抵アラスカのエルメンドルフ空軍基地へテクニカルランディングし、1~2時間ほど給油します。ワシントン直行便の飛行時間で、到着時刻を予想してはいけません。直接飛来する航続距離はあるはずですが、緊急時に備えてでしょうか。VC-25Aには空中給油を受ける機能がありますが、非常事態でない限りは使用しません。次期エアフォースワンとなる747-8ベースのVC-25Bでは空中給油機能は省略されました。

エアフォースワンはFlightradar24に載らないので位置がわかりません。自宅で稼働中のADS-Bアンテナ&Raspberry Piを持ってこようかとも思いましたが、あんまり変な装備持っていると職質されたときに面倒なのでパス。

15時に両サイドの展望デッキが閉鎖。

デッキ閉鎖後、こちらのガラス張りのエリアに一斉に人が流れてきました。また、V1スポットがある北側のガラスに、予告なくカーテンがかけられてしまい、見渡せる場所が狭くなりました。

このガラス張りの5階からは、D滑走路からV1スポットへのタキシングの様子が見れそうですが、デメリットは何といっても窓ガラスが邪魔になること。どうしても像がゆがんでしまします。それでも超望遠、鬼トリミング、陽炎メラメラよりはマシでしょうか。

16時半頃からD滑走路が閉鎖。車両が入り滑走路のチェックが行われていました。D滑走路に着陸でほぼ間違いないようです。北から飛来する飛行機も、B滑走路RW22へアプローチするよう誘導されます。

16時57分、エアフォースワンが姿を現しました。無線から聞こえる「Air Force One」のコールサインに感激。

この間、他の羽田便はすべて上空待機となります。航空管制は特殊な周波数を使うといったことはなく、すべて通常の羽田の管制と交信します。また、特に米軍の戦闘機や自衛隊機が護衛として随伴しているということもありません。

飛んでる姿を撮影したいという方々は、舞浜の辺りから超望遠で撮影されていました。また、船をチャーターし、東京湾から撮影されるツワモノな方々も。上げられた写真を色々見ましたが、やはり船から撮影された写真が一番きれいでした。

D滑走路に到着です。

予想通り、こちらにタキシングしてきました。

以前横田基地にエアフォースワンが飛来した際には、滑走路から警備の車両が随伴してきましたが、さすがに羽田ではそれはないようです。

今更説明は不要だと思いますが、機体の名称はVC-25。エアフォースワンはコールサインです。VC-25だろうが、F-15だろうが、アメリカ空軍機に大統領が搭乗すると、コールサインはエアフォースワンとなります。

Twitterでエアフォースワンの情報を調べていると「大統領が乗った飛行機はすべてエアフォースワン」「エアフォースワンのコールサインは何?」といった、間違った解釈をしている方がちらほらと見受けられました。

ちょうど真ん前を通過。真横からエアフォースワンを拝むことができました。

心配していたガラス越しの撮影によるゆがみも、拡大しない限りはそこまでひどくはなく安心。Lightroomで「かすみ除去」を行えば、ガラスの曇りも気になりません。

今回の機体は、普段予備機として使われることの多い「29000」です。28000はどうも整備中のご様子。

V1スポットへタキシングしていきました。このあとANAのタラップが取り付けられトランプ大統領が降機、河野外務大臣らの歓迎を受け、ビーストに乗り換えてパレスホテルへ向かいました。

主務機から遅れること25分。予備機が飛来。C-32です。

C-32が着陸した時点でデッキの閉鎖が解除。デッキへ移動します。

「90015」。今回の予備機とは別に、現在横田基地には別のC-32が駐機しています。横田に駐機しているC-32を「エアフォースワンだ!」と勘違いしているツイートもちらほらと見受けられました。

予備機のコールサインは「SAM45」でした。「エアフォースツー」というのは副大統領搭乗時のコールサインであり、予備機のコールサインではありません。

ここで駐車場へ移動。すでにトランプが降り、ホテルへ移動済みだったため人はまばらです。到着時は満員御礼だったご様子。

V1スポット。エアフォースワンは緊急時すぐに離陸できるように、プッシュバックが不要になるよう90度横を向いて駐機します。そのため、駐車場からは機体の後方を眺めることになります。

機体後方に各種ミサイル防衛システムが取り付けられていることが確認できます。また、エアフォースワンの燃料は現地の信頼できる業者から購入。数日前に検査を行い厳重に保管。その燃料を給油します。

予備機はV2スポット。同じく横向き。

地上のフェンスの隙間から撮影。今回の滞在、横田に機体を回送せず、ずっとこちらで駐機するようです。なお、アメリカ大統領外遊の際に必ず随伴する「E-4B ナイトウォッチ」は、今回沖縄の嘉手納基地で待機となったようです。

翌日、第2ターミナル保安検査後エリア 54番ゲートあたりから撮影。万が一どこからも撮影できない場合に備えて、羽田出発のANA便航空券を用意していましたが、当初26日(日)来日の予定が、4月に入って25日(土)に変更。目論見が外れました。

予備機

搭乗した飛行機からエアフォースワンを撮影。真横からの撮影はソラシドエアにブロックされました。

28日(火)、トランプ大統領は横須賀で護衛艦「かが」を視察したのち、マリーンワンで横須賀から羽田空港へ移動。エアフォースワンは12時30分頃に羽田空港を出発予定です。

マリーンワンの様子はこちらから

トランプ大統領来日 大統領専用ヘリ「マリーンワン」撮影

2019.05.26