エミレーツ航空EK316 ドバイ-関空 A380ファーストクラス【搭乗記】

憧れのエミレーツ航空ファーストクラス旅 後半戦です。ドバイから日本へ戻ります。日本へは成田へのEK318、関空へのEK316、羽田へのEK312の3便運行しています。JALマイルを使用しての提携社特典航空券では、必要なマイル数はどれも変わりません。往路のEK319便の記事はこちらから。

往路と同じく成田便を利用してもよかったのですが、自宅に帰れる時間が若干関空のほうが早くなるので、成田行きではなく関空便EK316便を選択しました。搭乗時間が成田便より20分ほど短くなります。関空便も2018年10月から777ではなくA380での運行となっています。

ドバイ現地時間18時頃。ドバイメトロに乗って、ドバイ国際空港へ。出発は翌日の午前03時05分と9時間後です。ラウンジを満喫し、仮眠がしたかったのでこんなに早くのチェックイン。ちなみに特典航空券でもこの復路のドバイ国際空港行きのみ送迎サービスが利用できます。ですが到着時間がフライト5時間前までしか指定できなかったので、利用せず自力で空港に向かいました。

ターミナル3の一角に、ファーストクラス・ビジネスクラスの専用エリアがあります。

その専用エリア。流石に巨大。カウンターが大量にあります。これすべてファースト・ビジネスクラスの乗客専用。

この時間帯、出発便が少ないのかカウンターにスタッフがほとんどおらず、結局列ができていました。預け荷物も特になかったので、カウンターは利用せずオンラインチェックインを済ませ、スマホのバーコードで搭乗しました。出国審査・保安検査はこの先にファーストクラス・ビジネスクラス専用のゲートがあるので、全く並びません。

使用するコンコース・ゲートは日によって異なります。この日の関空行きEK316/JL5090便は、コンコースBのB20番ゲートからの出発。A380専用のコンコースAならファーストクラスラウンジから直接搭乗できたのですが、残念。成田行きEK318便はコンコースAからの出発でした。羽田行きのEK312便はB777-300ERなので、コンコースBまたはCからの出発になります。

搭乗まで9時間あったので、各コンコースのファーストクラスラウンジをはしごしました。ラウンジはそれぞれ専用の記事へ。

ドバイ国際空港 エミレーツ航空ファーストクラスラウンジ(コンコースB)

2018.12.16

ドバイ国際空港 エミレーツ航空ファーストクラスラウンジ(コンコースA)

2018.12.16

一般エリアへ降りてB20番ゲートへ。あちこちから関西弁が聞こえてきます。ドバイ滞在中ずっと英語ばかり聞いていたので、ちょっとホッとする瞬間。

本日の乗機。A380-800。A6-EUW。3ヶ月前の2018年9月にエアバス ハンブルグからドバイへデリバリーされたばかりのピカピカの新造機。往路は5年前に製造されたA380でしたが、ところどころシートの作りが異なっていました。

コンコースBはアッパーデッキへ直接ボーディングブリッジを接続することはできないようです。一度エコノミークラスのある1階へ入ります。

ファーストクラスの案内がありませんが、Business Classの案内にしたがって搭乗。機内の階段を上がります。

前方のファーストクラスへ

全部で14席ありますが、3人しか利用者はいませんでした。インボラは無いみたいです。普段エコノミーやビジネスに乗るとインボラを期待してしまいますが、いざ自分が正規の手段でファーストクラスに乗ると、インボラで乗ってくるなよーと思ってしまいます。

パーティションが高く、ドアを閉めるとプライベートな空間になります。

復路の座席は3Kを選択しました。

最初に案内してくれたのは日本人の女性CAさんでした。往路は外人さんだったので一安心。JALやANAの落ち着いたCAさんとは異なり、ハキハキ喋ってくれて、愛嬌がたっぷりの接客でした。

シートの使用方法の説明がありましたが往路で聞いていたので省略。ウエルカムドリンクと離陸後の機内食を注文し、シャワールームは着陸2時間前で予約します。また、往路のパジャマは男性用Mサイズを持ってきてもらいましたが、サイズが大きかったと伝えると女性用のMサイズを持ってきてくれました。

ウエルカムドリンクはドンペリを注文しました。好きなだけ飲んで構いません。

前方には大型のモニター。タッチパネルのはずですが、この座席のみ触っても反応しませんでした。新造機なのに壊れてたんでしょか。どうせ座席から立ち上がって手を伸ばさないとモニターには届かないので、このタッチパネルは使用しません。

手元のコントローラータブレット。映画の選択、マップの表示、座席のリクライニング、CAの呼び出しなどはここから操作できます。

エアコンも装備

肘掛けにもコントローラーが内蔵されています。

映画は日本語音声・字幕のものも多数あります。

メインスクリーンで映画を鑑賞しながら、手元のタブレットに地図を表示といった使い方ができます。

USBでスマホやメモリを繋げば画像や動画も再生できます。

NHK Worldも楽しめます。録画ではなくリアルタイム。

ヘッドホンはノイズキャンセリング。

2K、3Kの座席には窓が3枚あります。それぞれ電動でブラインドが上下できます。

ミニバー。電動でドリンクが現れます。冷えてないので観賞用。

レターセット。使わずに持って帰りました。

シートはフルフラットになります。すべて電動です。

ドアも電動で開閉。

座席外側。クロークがあります。ファーストクラスには頭上の荷物置きはありません。足元に置きます。

アッパーデッキへPBBをつないでいないので、ファースト後方にあるビジネスクラス搭乗者も、一度ファーストクラスを通っての搭乗となります。

まだ出発まで時間があるので、トイレ・シャワールームを見学。

ファーストクラス専用のトイレは前方に2つあります。どちらもシャワールームが併設されています。

トイレ清掃専門のスタッフが乗っており、常に清潔を保っています。

トイレにもモニターがあります。

シャワールーム用のアメニティ。ボディーソープ、シャンプー、コンディショナー、ボディローション。

シャワーブース。利用するには予約が必要で、搭乗後CAさんにシャワールームを使う予定はあるか確認されます。着陸2時間前に使用したいと伝えておきました。

お湯は5分間しか使えません。こまめにオンオフして使いました。男性なら十分でしょう。

座席に戻ります。デーツが配られました。

外を眺めます。A380の窓は小さめ。

往路の12時間に対して、復路はたったの8~9時間のフライト。せっかくなら長くファーストクラスを満喫したかったのですが。

座席前方のコンセント。USB電源もこちらにあります。往路の古いA380にはありませんでした。

スクリーン前のテーブルにはアイクリームやおしぼり、リップバーム、ピローミストが入っていました。鏡も光ります。

男性用アメニティ。ブルガリです。ひげそりや歯ブラシ、ボディーローションなど。

パジャマは女性用のMサイズをもらいました。一緒だから大丈夫ですよ~とのことでしたが、襟元の左右が逆になります。まあ、すれ違う人は気づかないでしょうが・・。女性用はズボンにポケットは無く、トップスにポケットが付きます。

お菓子は自由にいただけます。モニターの前にあって邪魔なので、持って帰ろうとカバンにしまっておいたのですが、トイレに行って戻ってくるとすべて補充されていました。

あれこれ探索しているうちにエコノミーの搭乗が終わったのか、シートベルト着用サイン。

機内安全ビデオ。

英語、アラビア語、日本語の3回上映します。

出発です。

深夜のドバイ国際空港をタキシング

ドバイは空港外周での航空機撮影は禁止されているとのこと。

ドバイエキスポ青塗装のA380

離陸に備えて機内は暗くなります。天井は星空の照明に。

ドバイ国際空港を離陸。ドバイの街を見納めです。

機内食のメニューを見てみます。ワインリスト。シャンパン、白ワイン、赤ワイン、デザートワイン、ポートワイン。

ジュース、ノンアルコールカクテル、お茶、コーヒー。

カクテル。ビール。

ウォッカやジン、ラムなど。

軽食メニュー。

離陸後、すぐに機内食をいただきます。テーブルをセッティングしてくれました。

往路は赤ワインを注文したので、復路では白ワインを注文

キャビアを再びいただきます。

もちろん好きな料理を好きなだけ、好きなタイミングで注文できます。

オムレツをチョイス

デザート盛り合わせ

離陸がドバイ時間午前3時=日本時間午前8時で、到着が日本時間17時。ちょうど3食分食べられるような時間帯なので、3回に分けて食事を取るようにしました。一旦ここでストップです。もちろん大食いに自信があれば、好きなだけ食べ続けて構いません。

機内を探検してみます。ビジネスクラス。

ビジネスクラス後方のバーカウンターへ。

こちらではカクテルなどを注文してくれます。今回の便では日本人のCAさんが担当されていました。特にお酒は注文しませんでしたが、記念撮影をお願いしました。

往路のA380と作りが若干異なります。

特にこのシート。プライベートジェットのような作りです。

大型モニターも。スポーツ観戦などができれば盛り上がるようです。

機内前方に移動して、ファーストクラスのバーカウンター

やはり利用者はいませんでした。

このバーの裏に、1Fエコノミークラスへの階段があります。エコノミーの様子を見ようと階段を降りたら、乗客の視線が集まって恥ずかしかったので、すぐに戻りました。

中央側の座席。今回ガラガラだったためか、自由に空いている席を使ってもいいと言われました。

窓の上下ボタンがない代わりに、隣の座席との仕切りが上下できます。

2つの座席で同じ映画が楽しめるよう、シート間で映像を同期する機能もあるようです。

収納スペース1つ分、窓側の席より狭い気がします。

座席に戻りカプチーノを注文。エミレーツのロゴが書かれていました。

シートをフルフラットにして、布団を敷いてベッドへ。1時間ほど仮眠しました。

昼食として、お寿司を注文。サーモンの握り、アボカドときゅうりの巻きずし、エビの握り、うなぎ寿司、カリフォルニアロール、いなり寿司、がり、わさび、醤油。

デザートワインも注文してみました。

食後のフルーツ。

早めの晩ごはんということで和食を注文。海外発の便なのでちゃんとした和食が作れるのか不安でしたが、味はまあまあでした。

朝食を頂いたら、シャワーを浴びます。座席へ戻ったらまたフルーツが用意されていました。

あっというまに日本上空へ。

17時05分、関空に到着しました。CAさんに写真撮影をお願い。チーフパーサーは韓国人の方でした。

余談ですがA6-EUWは今回が日本初飛来となりました。

関空では到着後にファーストクラス搭乗者向けの優先サービスはありません。ウイングシャトルも団体客に混じってもみくちゃにされながらの移動。入国審査は顔認証なのでスムーズに入国できました。