2020年10月13日、開発中のSH-60K能力向上型「SH-60L (XSH-60L)」が三菱重工 小牧南工場のエプロンでエンジンテストを実施していました。名古屋空港のデッキから見える場所に現れたのは、10月1日に続き2回目です。
F-35A #822 AX-22の初飛行を見送ってしばらくした2020年10月13日午前10時ごろ、三菱重工 小牧南工場の敷地からSH-60L 8501がエプロンへトーイングされてきました。
防衛装備庁の塗装で、厚木のUSH-60Kとよく似ています。USH-60Kと同様、大型のピトー管を装備しています。2020年から2022年にかけて、厚木で性能確認試験を実施する予定です。
参考:USH-60K (2018年4月 NAF厚木基地 日米親善春まつり)
ほどなくして新造機のSH-60K 8469も出てきました。まだテールローターのあたりがエンジンのすすで汚れておらず、ピカピカです。
並んでみても、60Lとの違いがやっぱりわりません。SH-60JとKはローターの先や窓の形等で容易に判別がつくのですが。60Kは77号機(8477)が最終で、以降はこの60Lに切り替わる予定。82XX,83XXなら60J、84XXなら60K、85XXなら60Lと判断できます。
60Kは後部ESMアンテナの下に何もありませんが、60Lにはミサイル警報センサ?のような窓があります。
この日はローターを回していたものの離陸はせず。エンジンのインテーク辺りのカバーも装着されておらず、中身がむき出し。初飛行はいつになるでしょうか。